闘いのあと
週末には総選挙がありましたね。皆さんはちゃんと「権利」を行使されましたか?
開票特番が始まった頃、ハニーの実家で晩御飯をごちそうになっていたところでした。
出口調査結果が画面に表示された瞬間は、ちょうど前回の衆院選のときと同じような印象を持ちました。
結果も実際そうでした。正直ここまでとは思わなかった。
少し前にも書きましたが 、40日もしゃべればボロが出て、中身が無いことにみんな気づくだろう、と思っていました。過半数は獲るけど、それくらいだろう、と。
しかしこの結果。
まぁ小選挙区制はこうならしめることができるように組まれたシステムだから、当然っちゃあ当然です。
巷でもささやかれているとおり、私も「勝ちすぎだ」と思っています。
あとこの結果は、少なくとも私は
「消去法でやむなくあなたに投票したんだから、しっかりやってくれよ」
と声を掛けたい。前向きに「あなた達にやって欲しい」と思ったわけじゃなく、「彼らにはもうやらせたくない」と思ったのだ、ということです。
彼らはやり過ぎました。
相当批判されながら、4年近くもしがみつき、その間に「独断で」日本の顔を3度も挿げ替えた。
節操が無いといわれますが、4年も経って、その間にいろんなことがあれば主張も変るものなのです。
しかし今回は、まさに前回と同じことが起きた。
経験も政治思想もない「イエスマン」を150人近くも国会に送り出したことは、まさに前回の「チルドレン」現象と同じ事態。そしてその責任は有権者にあります。
私見ですが、私はあれだけの人数、いつまでも一体ではいないと思う。
それは「イエスマン」が自立するのではなく、「扇動者」が現れる、と思っています。
その人を核に「イエスマン」が独立し、一方では野党からも同調者が現れ、自治体首長連合などと組んで「第3勢力」が生まれるのではないかと踏んでいます。
あと、野党は結局、古い指導者が生き残る結果になりましたね。これではおそらく体質は変らないでしょう。
一方で反体制派も生き残っている。従来の「内部分裂」構造は変っていない、と考えます。
このことも上のような「妄想」を持つきっかけになっている。
…とにかく、もう「民意不在」などと他人のせいにすることはできないですよ、皆さん!!
私達が送り出した「彼ら」の活動を、見続ける責任が私達にはあるのです。