いい仕事をするためには、
「自発的に動く」
「リーダーシップを発揮する」
「コミュニケーションを重視する」
などなど言われますが、
最近それはテクニックや経験、心掛けなどではなく、
「自分が没頭できる仕事をする」
ことに尽きるな、と思うようになりました。
自分が没頭できる、そして心の底から「成就したい」「成功させたい」と思えば、人間、テクニックや心がけではなく、必要なアクションを取るものなのではないでしょうか。
まあ、最近自分が仕事で失敗しまして。
新しい環境で、経験のない分野を経験のない立場でやることになり、…正直、自発的ではなかったと思う。
任せてくださった方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、一方で人のせいにする自分もいる。
あと、自分が前職で経験してきたことの、何とちっぽけなことよ。
なんでこうなってしまったんだろう?と反省する中で、
「自分はその仕事を成功させたい、と本当に思っていたのか?」
との疑問に至りました。
危機感のなさ、なのかもしれない。
でも危機感は
「失敗したら冷たい目で見られる」
「失敗したら給料が上がらない」
っていう、外的なもの、不要なプライド、から生まれてくるものでしょう?
自分のようなダメ人間は、そういう動機で健全に仕事をし続けることは難しいと思う。
…守るべきものがあるにもかかわらず。
いや、
やる気がなくてもそれなりに結果を出せたり、
テクニックで乗り切れたり、
危機感をモチベーションに変えたり、できる人のことを「プロ」と呼ぶのでしょう。
それはその通り。
「好きなことを仕事をする」
というキーワードは流行り文句で、当らずとも遠からず。
社会人になりたてのころに教えられた、以前いた職場の標語
「仕事を好きになる」
という言葉にはすごくアレルギーがあったのです。
「そんなこと、あり得ないだろう」
と。
ちょうど自分が望んだ配属が叶わなかったこともあって、嫌悪感があった。
しかし今は、
「これが自分の仕事だ!」と思える仕事をする、
と読み替えれば納得がいく。
そうすれば、自発的に仕事がうまくいくように取り組むし、いろんなことが苦にならないと思うのです。
苦手な人との交渉とか。
残業代のつかない仕事とか、勉強とか。
自分は結構いい歳で、守るべき家族(とローンと保険…)もあるし、嫁さんに対してはいい夫でありたいし、子供にとってはいい父でありたい。
前職では上司・先輩としても頼られる存在だった、と思う。
そのためには、やはり仕事を通じて輝いていなければいけない、と思う。
でも自分は優秀ではない。
輝くためには「これが自分の仕事だ!」と思える仕事をしないといけない。
幸い、時間も取れそうなので、「自分の仕事」を見つけてみたいと思う。
こんなことを考えるきっかけをくれた本よ、ありがとう。
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